子ども英会話の効果が分からないときの確かめ方|家でできる5つの物差しと見直しのタイミング
英会話に通い始めて数か月。月謝は払っているけれど、家で英語を話す様子もないし、本当に身についているのか分からない。そんなモヤモヤを感じていませんか。この記事では、効果が見えにくい理由と、家でできる確かめ方をまとめました。
この記事はこんな方向け
- 子どもが英会話(教室・オンライン)に通っているが、効果が分からない
- 家で英語を話さないので、続ける意味があるのか迷っている
- やめるか続けるかを、感覚ではなく何かの基準で決めたい
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「効果が分からない」は、とても多い悩みです
小学生の親への調査では、学校外の英語学習で実践的な英会話力を重視している層の40.3%が「成果が出ているのか分からない」と答え、悩みの1位でした。英検などの資格を重視している層でも40.0%が同じ悩みを挙げています(KIQ、2025年3月)。
つまり、効果が分からないのはあなたの家だけではありません。そして多くの場合、「伸びていない」のではなく「伸びているかを測る物差しがない」状態です。
効果が見えにくい3つの理由
1. 時間がまだ少ない
週1回50分の教室に1年通うと、英語にふれる時間は約35時間です。小学校の英語の授業は、3〜6年生の4年間で約157.5時間あります。週1回の習いごとだけでは、目に見える変化が出るまで時間がかかるのは自然なことです(くわしくは始める前に知っておきたいこと)。
2. 「聞いて分かる」は外から見えない
子どもの英語は、話せるようになる前に、聞いて分かる段階が長く続きます。分かっていても口に出さないので、親からは「何も変わっていない」ように見えます。
3. 家では英語を使う場面がない
教室では先生の質問に英語で答えていても、家に帰ると英語を使う必要がありません。家で話さないのは、身についていない証拠とは限りません。
子どもの英語が伸びていく段階
一般的に、子どもの英語は次のような段階で伸びていきます。今どの段階にいるかが分かると、「前より進んだ」が見えてきます。
「単語でしか答えない」という悩みもよく聞きますが、段階3にいるということです。段階4の決まった言い方は、同じフレーズをくり返し聞いて使う中で、少しずつ出てきます。
家でできる5つの物差し
親が英語を話せなくてもできる確かめ方です。大切なのは「今の数字」より、「3か月前と比べてどうか」です。
1. 聞いて分かる単語の数
絵カードや絵本を見ながら、「dog はどれ?」と聞いて指せた数を数えます。発音に自信がなければ、音声の出るアプリやゲームを使えば大丈夫です。えいごのたねの「きいてタッチ!」では、正解した単語がカードとしてたまり、画面下の「おうちのかたへ」ボタンを長押しすると開く画面で覚えた単語の一覧と数を確認できます。
きいてタッチ!で、聞いて分かる単語を数えてみる英単語を聞いて、3つの絵から正しいものにタッチ。広告なし・登録なしで、覚えた単語がカードとしてたまります。あそんでみる ›2. 言える単語とフレーズ
「レッスンで何を習ったの?教えて」と聞いて、子どもに先生役をしてもらいます。言えた単語やフレーズをメモしておきましょう。
3. 録画・録音で比べる
いちばん分かりやすいのが、英語の歌やあいさつを3か月ごとに録画しておく方法です。並べて見ると、発音や声の大きさ、言える長さの違いがはっきり分かります。オンラインのレッスンなら、講師の許可を得て一部を録画させてもらうのも手です。
4. 先生に聞く
レッスン中にどれくらい英語を話しているかは、先生がいちばんよく知っています。「最近できるようになったこと」「次の目標」を聞いてみましょう。具体的に答えてくれるかどうかも、教室やサービスを見極める材料になります。
5. 外の物差し(テスト)を使う
教室独自のテストだけでは、一般的にどのくらいのレベルか分かりにくいこともあります。外部のテストを使うと、客観的な物差しになります。小学生向けには、BRONZE・SILVER・GOLDの3段階がある「英検Jr.」や、英検5級・4級があります。ちなみに、英語を学ぶ小学生の子をもつ首都圏の母親への調査では、「英検の合格なし」が60.4%で、5級は7.7%、4級は9.0%でした(児童英語研究所、2021年3月)。周りより遅れているかを心配しすぎる必要はありません。
3か月ごとの記録シート
スマホのメモやノートに、3か月ごとに次の表を書いておくだけで、変化が見えるようになります。
英語の成長記録(3か月ごと)
| 見ること | はじめ | 3か月後 | 6か月後 |
|---|---|---|---|
| 記録した日 | / | / | / |
| 今の段階(1〜5) | |||
| 聞いて分かる単語の数 | 語 | 語 | 語 |
| 言える単語・フレーズ | |||
| 録画した(歌・あいさつ) | □ | □ | □ |
| 先生から聞いたこと | |||
| 子どもの「楽しい」度 | ○ △ × | ○ △ × | ○ △ × |
変化がないときに試すこと
3か月たっても記録にほとんど変化がないときは、すぐにやめる前に、次のことを試してみてください。
- 家での5分を足す:レッスン以外に英語にふれる時間がゼロなら、まずここから。歌、絵本、ゲームなど、毎日5分でも1年で約30時間になります
- 先生に相談する:レベルが合っているか、子どもがどんな場面で話せているかを聞く
- クラスや先生を変える:グループで話す機会が少ないならマンツーマン、緊張が強いなら日本語でフォローしてくれる先生など
- 回数や形式を見直す:週1回の教室に、短いオンラインレッスンを組み合わせるなど
それでも子どもが楽しめていない、記録も変わらないという場合は、休む・やめるも立派な選択肢です。大切なのは、英語を嫌いにならずに次のきっかけにつなげることです。
子どもが嫌がっている場合は、子どもが英会話を嫌がるときの対処法もあわせてどうぞ。
続けるかどうかを決めるときは、子ども英会話のやめどきは?も参考にしてください。
これから習いごとを選び直す場合は、体験レッスンで親が見るべき7つのポイントと入会前の契約チェックリストも参考にしてください。
参考にした資料
- KIQ 調査(2025年3月、小学生の子をもつ保護者184人)リセマム
- 児童英語研究所「子どもの英語力」に関する意識調査(2021年3月、英語を学ぶ小学生の子をもつ首都圏の母親590人)リセマム
- アルク 英検Jr.対策書シリーズのお知らせ(2026年2月、英検Jr.のグレード)
- 川村一代(皇學館大学)による小学校外国語教育の資料、三重県ホームページ掲載(授業時数)
※調査の多くは英語・教育サービスを提供する会社によるものです。子どもの英語の伸び方には個人差があります。