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子ども英会話、始める前に知っておきたいこと|何歳から・費用・教室とオンラインの選び方

公開:2026年10月19日執筆:たね(運営者)

「子どもに英会話を習わせたほうがいいのかな」と考え始めたものの、何歳から、どこで、いくらくらいで…と迷っていませんか。この記事では、始める前に押さえておきたいことを、調査データと研究をもとに順番に整理しました。

この記事はこんな方向け

  • 3〜8歳くらいの子どもの英語、そろそろ何かした方がいいか迷っている
  • 英会話教室とオンライン英会話、どちらがいいか分からない
  • 親が英語を話せないけど大丈夫か心配

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迷っているのは、あなただけではありません

子どもの英語について、迷ったり不安に思ったりしている親はたくさんいます。3歳〜小学2年生の子をもつ親432人への調査では、55.3%が英語学習について何らかの悩み・不安があると答えました。理由は多い順に「費用の負担が大きい」「子どもが興味を持たない・続かない」「家庭で教えられない」です。また、48.2%が「やりたいけれど、今はやっていない」状態でした(Enuma Japan、2025年5月)。

小学生の親1,000人への調査では、85.2%が英語教育を「重要」と答えた一方、家庭での英語の取り組みで一番多かったのは「特に何もしていない」(40.7%)でした(日本漢字能力検定協会、2026年8月)。

「大事だとは思うけれど、何から手をつければいいか分からない」。それが多くの家庭のいまの姿です。まずは全体の流れから見てみましょう。

1目的を決める英語に慣れる?話せるように?英検?2形式を選ぶ教室・オンライン・家庭学習(併用もOK)3体験で確かめる子どもの表情と、英語を口にした量を見る43か月後に見直す続ける・回数を変える・休む・やめる
始める前の4ステップ。いちばん大事なのは「1. 目的」と「4. 見直す日」を最初に決めておくことです。

何歳から?「早いほど有利」は半分だけ本当

「英語は小さいうちに始めないと手遅れ」と聞くと焦りますよね。ただ、研究を見ると、そこまで急ぐ必要はなさそうです。

米国の研究チームが約67万人のデータを分析した2018年の研究では、ネイティブ並みの文法力に届くにはおおむね10歳ごろまでに始めればよいという結果でした。文法を学ぶ力そのものは17〜18歳ごろまで高いままとされています(MIT News、2018年)。ただしこの研究で測ったのは文法だけで、発音は対象外です。オンラインのテストに本人が答えたデータである点にも注意が必要です。

実際に始める時期を見ても、ばらばらです。前出の調査では、英語を始めた(始めたい)時期は「小学1〜3年生」が33.0%で最も多く、「3〜6歳」は25.2%でした(Enuma Japan、2025年)。

ポイント 未就学のうちは「話せるようにする」より「英語の音に慣れる・英語を嫌いにならない」が現実的な目標です。焦って始めるより、子どもが楽しめる形を選ぶ方が大切です。

なお、3〜4歳でオンラインレッスンを考える場合は、画面の時間にも気をつけたいところです。WHO(世界保健機関)は2〜4歳の座ったままの画面時間を1日1時間以内(少ないほどよい)としています(WHO、2019年)。25分のレッスンでも、テレビや動画と合わせた1日の合計で考えましょう。

週1回で意味はある?時間で考えてみる

「週1回の英会話で、本当に話せるようになるの?」という疑問はもっともです。ここは時間に直してみると分かりやすくなります。

小学校の英語は、2020年度から3・4年生で「外国語活動」(年35コマ)、5・6年生で教科の「外国語」(年70コマ)になりました(三重県ホームページ掲載資料)。4年間で210コマ、1コマ45分なので合計約157.5時間です。一方、週1回50分の教室に1年(42回)通うと約35時間。そして、家で毎日5分英語に触れると1年で約30時間になります。

小学校の英語の授業(3〜6年の4年間)157.5時間週1回50分の教室に1年(42回)35時間家で毎日5分を1年約30時間※小学校は1コマ45分、教室は年42回の例で計算
英語にふれる時間の比較。家での毎日5分は、週1回の教室1年分とほぼ同じ時間になります。

週1回の教室が「意味がない」わけではありません。ネイティブの先生と話す、友だちと英語で遊ぶなど、家ではできない経験があります。ただ、時間の量だけで見ると、週1回だけで「話せる」までいくのは難しいのが現実です。教室やオンラインは「きっかけと刺激」、家での短い時間は「量」と考えて、組み合わせるのがおすすめです。

費用の目安:月謝だけで比べない

悩みの理由で一番多かったのが費用でした。目安を知っておくと、比べるときに迷いにくくなります。

見落としやすい費用 入会金(5,500〜16,500円ほどの例)、教材費、年会費、管理費がかかる教室もあります(HugKum、2022年)。「月謝×続ける月数+入会金・教材費」で、1年間の総額にして比べましょう。前払いの場合は、途中でやめたときにどうなるかも必ず確認してください。

教室・オンライン・家庭学習の違い

どれが一番というより、子どもの性格と家庭の事情に合うかどうかです。違いを表にまとめました。

英会話教室(通学)オンライン英会話家庭学習(アプリ・歌・絵本など)
向いている子友だちと一緒が楽しい子、体を動かしながら覚える子マンツーマンで話す時間を増やしたい子、送迎が難しい家庭まず英語に慣れたい子、費用をかけずに様子を見たい家庭
費用の目安月8,000〜1万円前後が多い+入会金・教材費月数千円〜。回数と講師で大きく変わる無料〜数千円
送迎必要不要不要
親の関わり送迎が中心幼児は付き添いが必要なことが多い声かけ・続ける仕組みづくりが必要
気をつけたい点講師の交代、クラスのレベルが合わないことも画面越しで集中が続かない子も。通信環境、予約の取りやすさ話す練習は不足しがち。続くかは家庭次第

英会話教室(通学)

向いている子
友だちと一緒が楽しい子、体を動かしながら覚える子
費用の目安
月8,000〜1万円前後が多い+入会金・教材費
送迎・親の関わり
送迎が必要。関わりは送迎が中心
気をつけたい点
講師の交代、クラスのレベルが合わないことも

オンライン英会話

向いている子
マンツーマンで話す時間を増やしたい子、送迎が難しい家庭
費用の目安
月数千円〜。回数と講師で大きく変わる
送迎・親の関わり
送迎は不要。幼児は付き添いが必要なことが多い
気をつけたい点
画面越しで集中が続かない子も。通信環境、予約の取りやすさ

家庭学習(アプリ・歌・絵本など)

向いている子
まず英語に慣れたい子、費用をかけずに様子を見たい家庭
費用の目安
無料〜数千円
送迎・親の関わり
送迎は不要。声かけ・続ける仕組みづくりが必要
気をつけたい点
話す練習は不足しがち。続くかは家庭次第

英語を習う場合も、家での短い時間を足すと効果が出やすくなります。えいごのたねのゲームは、家庭学習の入り口として使えるように作っています。

まずは無料のゲームで、英語の音にふれてみる英単語を聞いて絵にタッチ、アルファベットをなぞる、など4つのあそび。広告なし・登録なしで、1回5分くらいです。あそびを えらぶ ›

親が英語を話せなくても大丈夫?

大丈夫です。親が先生になる必要はありません。「家庭で教えられない」は悩みの理由の3位に入っていますが(Enuma Japan、2025年)、親の役割は教えることではなく、英語にふれる時間をつくることと、楽しんでいる姿をほめることです。

新しく小学3年生になる子の親への調査では、76.3%が「子どもと一緒に英語を学びたい」と答えています(Duolingo、2025年3月)。親が英語を話せないことは、一緒に学ぶ理由にもなります。

よくあるつまずき3つ

1. 英語を嫌いになってしまう

新小3の親の不安の上位には「子どもが英語に苦手意識を持たないか」(36.2%)が入っています(Duolingo、2025年)。嫌がっているのに続けさせたり、できないことを責めたりすると、英語そのものが嫌いになりがちです。特に小さいうちは「楽しかった」で終われることを最優先にしましょう。

2. 入会金を払ったので、やめられない

最初は楽しそうでも、数か月で気持ちが変わることはよくあります。入会金や前払いがあると「もったいない」と続けてしまい、親子ともに苦しくなることも。無料体験を使う、最初は短い期間で考えるなど、やめやすい形で始めるのがおすすめです。

3. 効果があるのか分からない

小学生の親への調査で、実践的な英会話力を重視する層の40.3%が「成果が出ているのか分からない」と答え、最も多い悩みでした(KIQ、2025年3月)。始める前に「3か月後に何ができていたらOKか」(例:あいさつを英語で返せる、好きなものを英語で言える)を決めておくと、判断しやすくなります。

始める前に決めておく4つのこと

この4つが決まっていれば、どの教室やサービスを選んでも「なんとなく続けて、なんとなくやめる」になりにくくなります。迷ったら、まずは家で5分から。子どもが英語を楽しめるかどうかを見てから、教室やオンラインを考えても遅くはありません。

参考にした資料

  1. Enuma Japan 調査(2025年5月、3歳〜小2の子をもつ親432人)マイナビニュース
  2. 日本漢字能力検定協会 調査(2026年8月、小学生の子をもつ保護者1,000人)共同通信PRワイヤー
  3. MIT News「Cognitive scientists define critical period for learning language」(2018年)
  4. WHO「To grow up healthy, children need to sit less and play more」(2019年)
  5. 川村一代(皇學館大学)による小学校外国語教育の資料、三重県ホームページ掲載(外国語活動 年35時間・外国語 年70時間)
  6. HugKum 子ども英会話の月謝・費用の記事(2022年3月)
  7. Duolingo 調査(2025年3月、新小3の親1,101人)リセマム
  8. KIQ 調査(2025年3月、小学生の子をもつ保護者184人)リセマム

※調査の多くは英語・教育サービスを提供する会社によるものです。料金は掲載時点の例で、変わることがあります。最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

たね(えいごのたね運営者)。3〜8歳向けの無料英語ゲーム(広告なし・登録なし)を作っています。英語教室の講師ではなく、記事は公開されている調査・研究・各サービスの公式情報をもとに書いています。数字には出典を付けています。