えいごのたね

小学校の英語についていける?3年生から始まる授業の中身と、学年別に家でできる準備

公開:2026年10月22日執筆:たね(運営者)

「3年生から英語が始まるけど、うちの子はついていけるかな」「周りはみんな英会話に通っているみたい」。小学校の英語について、そんな不安を感じていませんか。この記事では、小学校で英語がどう進むのかと、学年ごとに家でできる準備をまとめました。

この記事はこんな方向け

  • 小学校の英語の授業についていけるか心配
  • 学校の授業だけで足りるのか、習いごとが必要か迷っている
  • 入学前〜低学年のうちに、家で何をしておけばいいか知りたい

小学校の英語、不安に思う親は多い

新しく小学3年生になる子の親1,101人への調査では、約8割が子どもの英語に不安を感じていました。不安の内容の上位は、次の3つです(Duolingo、2025年3月)。

不安になるのは、授業で何をするのかが見えにくいからでもあります。まずは、小学校の英語がどう進むのかを見てみましょう。

学年ごとの授業の中身

2020年度から、小学校の英語は次のように進みます。

1・2年生 英語の時間は決まっていない 学校によっては、歌やあいさつなどにふれることも 3・4年生「外国語活動」 年35時間 聞く・話すが中心。歌やゲーム、 あいさつ、自己紹介などで英語に慣れる 教科ではない活動として行われる 5・6年生「外国語」(教科) 年70時間 聞く・話すに、読む・書くが加わる アルファベットの大文字・小文字を書く 慣れた語句や表現を書き写す 教科なので、成績がつく
3〜6年生の4年間で、600〜700語程度の単語を学びます(学習指導要領)。1コマは45分です。

3・4年生:外国語活動

3・4年生の「外国語活動」は、年35時間(週1コマほど)です。目標は「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」の3つの領域で、英語の音に慣れ、英語でやりとりする楽しさを知ることが中心です(文部科学省 学習指導要領解説)。

5・6年生:教科としての外国語

5・6年生では、年70時間(週2コマほど)の教科「外国語」になります。聞く・話すに加えて、読むこと・書くことも学びます。たとえば、活字体の文字を見分けて読み方を言えるようにする、大文字・小文字を書けるようにする、慣れ親しんだ語句や表現を、語順を意識しながら書き写す、といった内容です。3〜6年生の4年間で学ぶ単語は、600〜700語程度とされています。

つまずきやすい3つのポイント

1. 5年生で「文字」が入るところ 3・4年生は音で楽しむ活動が中心ですが、5年生からは読む・書くが加わります。アルファベットの形があいまいなままだと、ここで苦手意識を持ちやすくなります。
2. 単語の量 4年間で600〜700語程度は、聞いたことがない子にとっては多く感じます。少しずつでも、家で耳にしておくと授業で「聞いたことある!」が増えます。
3. 人前で話す活動 自己紹介や発表など、人前で英語を話す活動があります。英語が分からないことより、恥ずかしさで苦手になる子もいます。

学年別、家でできる準備

どれも、親が英語を話せなくてもできることです(親が英語を話せなくても大丈夫?)。

入学前〜2年生:英語の音に慣れる

3・4年生:授業の英語を家でも使う

5・6年生:文字と音をつなげる

アルファベットの形に、4本線でなじんでおくえいごのたねの「ABCなぞり」は、英語ノートと同じ4本線の上でアルファベットを指でなぞるゲーム。お手本と書き順の矢印つきで、5年生からの「書く」の準備にも使えます。広告なし・登録なしです。ABCなぞりで あそぶ ›

単語のつづりに慣れたいなら、絵と音をヒントに文字を並べる「ことばパズル」もあります。

学校の授業だけで足りる?

授業についていくだけなら、学校の授業と家での少しの準備で十分な子も多いはずです。目安として、3〜6年生の4年間の授業時間は合計約157.5時間(年35時間×2年+年70時間×2年、1コマ45分で計算)です。家で毎日5分英語にふれると、1年で約30時間になります。

一方で、「英語で話せるようになってほしい」「英検を受けたい」など、授業より先を目指すなら、学校の時間だけでは足りません。そのときは英会話教室やオンライン英会話も選択肢になります。目的の決め方や選び方は、子ども英会話、始める前に知っておきたいことや子ども向けオンライン英会話6社の比較にまとめています。

英検を目標にする場合の考え方は、子どもに英検は必要?で説明しています。

いちばん大切なのは 「英語が苦手」と思わせないことです。授業で分からないことがあっても、家で責めずに「一緒にやってみよう」と声をかけてあげてください。

参考にした資料

  1. Duolingo 調査(2025年3月、新小3の親1,101人)リセマム
  2. 文部科学省「小学校学習指導要領解説 外国語活動・外国語編」(平成29年7月)抜粋
  3. 新興出版社啓林館 小学校外国語 学習指導要領のポイント(2017年4月)
  4. 川村一代(皇學館大学)による小学校外国語教育の資料、三重県ホームページ掲載(外国語活動 年35時間・外国語 年70時間)

※授業の進め方は学校や地域によって異なることがあります。