小学校の英語についていける?3年生から始まる授業の中身と、学年別に家でできる準備
「3年生から英語が始まるけど、うちの子はついていけるかな」「周りはみんな英会話に通っているみたい」。小学校の英語について、そんな不安を感じていませんか。この記事では、小学校で英語がどう進むのかと、学年ごとに家でできる準備をまとめました。
この記事はこんな方向け
- 小学校の英語の授業についていけるか心配
- 学校の授業だけで足りるのか、習いごとが必要か迷っている
- 入学前〜低学年のうちに、家で何をしておけばいいか知りたい
小学校の英語、不安に思う親は多い
新しく小学3年生になる子の親1,101人への調査では、約8割が子どもの英語に不安を感じていました。不安の内容の上位は、次の3つです(Duolingo、2025年3月)。
- 学校の英語の授業についていけるか:38.7%
- 学校の授業だけで十分か:36.7%
- 子どもが英語に苦手意識を持たないか:36.2%
不安になるのは、授業で何をするのかが見えにくいからでもあります。まずは、小学校の英語がどう進むのかを見てみましょう。
学年ごとの授業の中身
2020年度から、小学校の英語は次のように進みます。
3・4年生:外国語活動
3・4年生の「外国語活動」は、年35時間(週1コマほど)です。目標は「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」の3つの領域で、英語の音に慣れ、英語でやりとりする楽しさを知ることが中心です(文部科学省 学習指導要領解説)。
5・6年生:教科としての外国語
5・6年生では、年70時間(週2コマほど)の教科「外国語」になります。聞く・話すに加えて、読むこと・書くことも学びます。たとえば、活字体の文字を見分けて読み方を言えるようにする、大文字・小文字を書けるようにする、慣れ親しんだ語句や表現を、語順を意識しながら書き写す、といった内容です。3〜6年生の4年間で学ぶ単語は、600〜700語程度とされています。
つまずきやすい3つのポイント
学年別、家でできる準備
どれも、親が英語を話せなくてもできることです(親が英語を話せなくても大丈夫?)。
入学前〜2年生:英語の音に慣れる
- 英語の歌を流す(アルファベットの歌、数の歌など)
- 色・動物・食べものなど、身近な単語を音声つきの絵本やゲームで聞く
- 「楽しい」を最優先に。この時期に覚えた量より、英語を嫌いにならないことが大切です
3・4年生:授業の英語を家でも使う
- 「今日の英語で何やった?」と聞いて、習ったあいさつや表現を先生役で教えてもらう
- 授業で出た単語(曜日、天気、好きなものなど)を、家でクイズにする
- 5年生に向けて、アルファベットの大文字・小文字の形に少しずつなじんでおく
5・6年生:文字と音をつなげる
- アルファベットの大文字・小文字を、4本線の上で書けるようにする
- よく出る単語を、音を聞きながら書き写す
- 発表や自己紹介の前は、家で一度言ってみる練習をする
単語のつづりに慣れたいなら、絵と音をヒントに文字を並べる「ことばパズル」もあります。
学校の授業だけで足りる?
授業についていくだけなら、学校の授業と家での少しの準備で十分な子も多いはずです。目安として、3〜6年生の4年間の授業時間は合計約157.5時間(年35時間×2年+年70時間×2年、1コマ45分で計算)です。家で毎日5分英語にふれると、1年で約30時間になります。
一方で、「英語で話せるようになってほしい」「英検を受けたい」など、授業より先を目指すなら、学校の時間だけでは足りません。そのときは英会話教室やオンライン英会話も選択肢になります。目的の決め方や選び方は、子ども英会話、始める前に知っておきたいことや子ども向けオンライン英会話6社の比較にまとめています。
英検を目標にする場合の考え方は、子どもに英検は必要?で説明しています。
参考にした資料
- Duolingo 調査(2025年3月、新小3の親1,101人)リセマム
- 文部科学省「小学校学習指導要領解説 外国語活動・外国語編」(平成29年7月)抜粋
- 新興出版社啓林館 小学校外国語 学習指導要領のポイント(2017年4月)
- 川村一代(皇學館大学)による小学校外国語教育の資料、三重県ホームページ掲載(外国語活動 年35時間・外国語 年70時間)
※授業の進め方は学校や地域によって異なることがあります。